「秋田の持続可能な未来を共創する」ための有効な手段の一つとして、私が考えるインバウンド面における取り組みというのは、
こうした動きや状況が取り組みを通じて生まれるのではないかという考えに基づいたものです。
また中でも、子供たちが“自分ごと”として主体的に関わってもらえるような取り組みを考えることができれば、それが「国際交流や外国語への興味」、「多様性やグローバル社会への理解」、「地域振興への貢献の実体験」へと結び付き、さらにこれらが
◆自分たちの暮らす地域への興味や愛着の深まり
◆地域(秋田)で生きていくことの意義や自信、思いの高まり
◆秋田で自身の能力が発揮でき、やりがいが持てる分野での就職や起業
へと繋がっていくのでは……?と考えています。
具体的には例えば、
◆駅のホームや沿線での歓迎活動(→これは主に、私が暮らす能代山本エリアで言えば「リゾートしらかみ」(五能線)、他には内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道といった観光客が比較的多い路線の駅や沿線地域でということになるでしょうか……あ、あと男鹿線でも考えられますかね)
・手を振る
→沿線での登下校時などに電車を見かけた場合とか
・駅のホームでは他に手作りの歓迎用グッズ(横断幕、団扇など)も使って歓迎の気持ちを表す
→こちらは学校が休みの時ということになるでしょうか、また図工や美術の授業で歓迎用グッズ(横断幕、団扇など)を作ることは考えられないでしょうか。
◆街中での挨拶や道案内
県内の多くの学校で、「街中で人とすれ違う時(特に登下校時?)には元気に挨拶をしましょう!」という指導をされているのでしょうか、少なくとも私自身は能代山本エリアではもちろんのこと、その他のエリアに出かけた時にもよく児童・生徒の皆さんに挨拶してもらいます。(→あ、ただこれは秋田市など普段から街中に人が多い所では見られない光景かもしれませんね。そう言えば秋田市では挨拶してくれる子に会ったことないな)
この素晴らしい取り組みを観光客にも広げ、さらに外国人には外国語で「こんにちは!」や「ようこそ!」と挨拶できるようになったら、挨拶された側にとってはその地におけるとても良い旅の思い出の一つになるではないかと思います。
こちらは英語の授業で、まずは英語での挨拶、さらにもし可能なようであればその他の国の言葉(→秋田における新型コロナ感染拡大以前のインバウンド状況から考えれば、中国語や韓国語が考えられますかね)での挨拶を勉強することができないでしょうか。
さらにこの取り組みを通じて、英語であればより興味が湧いて勉強するようになり、簡単な道案内のような交流ができる子も出てくるのではないか?と思っていますし、他の言語についても、興味を持って勉強したいと考える子供たちも出てくる可能性もありますよね。
またこちらは主に高校生が中心になるかなと考えているのですが、インターネットやSNSを利用した観光関連情報の発信を手伝ってもらうこともできるのではないでしょうか。
ネットやSNSについては、大人よりもよっぽど使い慣れている、使いこなしているという子や外国語(→やっぱり主には英語ですかね)が得意という子もいるでしょうし、また写真部や新聞部、文芸部、放送部といった部活動の一環として、情報の発信に必要となるコンテンツ作りに協力してもらう(→もちろん個人的に興味がある、やってみたいということでも良いですよね。あと運動部であれば、“コト消費”ということで、色々な体験プログラムも喜ばれるようになっていますので、マリンスポーツやウィンタースポーツ、それからサイクリングなどで手伝ってもらえることもあるのではないでしょうか)とか、色々と活躍してもらえるのではないかと思うのですが……
そしてこうした取り組みは、自分たちの暮らす地域の魅力を再発見したり、SNSであれば情報の受け手側の反応を知ることができるので、それによって自分たちの地域に対する思いや誇り、そしてやる気のアップに繋がっていくのではないかと思っています。
とは言え、実際の経済活動としての観光の取り組みは、大人の皆さんの積極的な参与があってこそなわけで、ここでもし自分たち(地域)の子供たちが頑張っているということになれば、大人たちも「おらがだももう少しやってみるが!」という前向きな気持ちを持ってくださるようになる(子供たちが地域の大人を動かすことになる)のではないかとも考えているのですが、どうでしょう。
と、ここで唐突ですが、以前角川書店から出版された「里山資本主義――日本経済は「安心の原理」で動く」(初版発行2013年7月10日)という本をご存知の方、また実際に読まれたという方は多くいらっしゃるでしょうか。
私は北京在住中に、たぶんネットで日本のニュースや情報を見ていてこの書籍のことを知ったんじゃなかったかと思います。その後一時帰国した際に買い求め読みました。
この本では各地の様々な事例が紹介されていますが、その中の一つに
「地元で採れた半端ものの野菜を地元の老人向け福祉施設の食材として有効活用する」
という取り組みによって、
施設側では「これまで(外から食材を仕入れる)より食費代が安くなる」
そして
地元農家にとっては「収入が増える」
ことになり、それによって
・地元にお金が残る
・関係者にやる気が出る
・地域内の人のつながりが強くなる
これは
全国レベルではマネー経済が縮小したことになるが、地域レベルでは活性化したことになる
というものがあり、食材(もちろん半端ものじゃなくても)に限らず、観光に関するあらゆる業務(情報発信、観光する際の移動手段、観光地、宿泊施設、飲食店・土産物、etc.)においても同じように、“できるだけ地域の資源を利用、活用、循環させる”方法を考えて取り組んでいくことができると思いますし、また地域の活性化に大いに資することになると思うのです。
他にも、この本の中で紹介されている「高齢者」は「光齢者(人生たくさん経験して“輝ける年齢”に達した人、生きるための名人)」というのもユニークで素晴らしい考え方だと思います。
そして、少子高齢化が顕著な我が県(→47都道府県において15歳未満の人口の割合が最も低く、65歳以上、さらに75歳以上の人口の割合が最も高い――2019年10月1日現在、総務省統計局データ)だからこそ、上述したような子供たちへの働きかけと併せて、“光齢者”の方たちにも積極的に参与していただけるような仕組みを考えていくことができれば、秋田で生きることを選択してくれる若者が少しずつでも増え、また“光齢者”の方たちには更なる生きがいが生まれることになり、“日本一光り輝く”観光(インバンド)への取り組みを推進していけるのではないかと考えて(妄想して)います。
如何でしょう?
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